日本サッカー協会(JFA)の須原清貴専務理事は9日、臨時評議員会後のオンライン取材で、7日(日本時間8日)に敵地ジッダで行われたW杯最終予選サウジアラビア戦の試合後に日本代表DF吉田麻也(サンプドリア)が相手サポーターから「差別的なジェスチャー」を受けた問題について、8日にサウジアラビアサッカー連盟から直接謝罪があったことを明かした。
須原専務理事はサウジ連盟の会長らから「吉田選手、日本代表チーム、JFA、日本サッカー界全体に対しての真摯な謝罪を頂戴した」と語り、問題行動を起こした当該サポーターに対してはサウジ連盟から「既に厳格な処分を下した」との説明があったという。
吉田は試合後「事務方がFIFAやAFCにレポートを出す」と語っていたが、須原専務理事によると、「吉田選手も気持ちと頭を切り替え、次の試合に集中していくと明言している」という。同専務理事は「大変残念で遺憾なこと。こういったことは撲滅していかなければならない」としつつ、サウジ連盟が迅速な対応を取ったことで、日本協会としては「これ以上、何か大きなアクションをすることはJFAとしては想定していない」とした。
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