待ちに待った「世界体操」が18日、北九州市で始まりました。初日は女子予選。オリンピックメダリストの村上茉愛選手らの登場です。

「真のスポーツマンシップの精神のもと、体操競技の礎となる規則を尊重し…」

東京オリンピック・個人総合金メダルの橋本大輝選手。日本の新しいエースの高らかな選手宣誓で史上初の同時開催となる「世界体操 世界新体操」の幕が切って落とされました。

無観客だったオリンピックと違い、観客を制限しない、国の「実証実験」に採用され、入り口ではワクチン接種か陰性の証明書の提示が求められます。

世界トップの技が間近で見られるとあって、子どもたちも期待が膨らみます。

観戦に来た子どもたちは「最後のキメとかポーズとか見たい」「村上茉愛選手の大迫力の床が見てみたい」

その村上選手が18日予選に出場。東京オリンピックで銅メダルを獲得した床の演技で魅せます。

空中で2回宙返り2回ひねりを加えるH難度の『シリバス』を決めると、最後の着地も綺麗に止め、この笑顔。左足首を痛めているそうですが、最高の演技で、種目別暫定1位につけました。

また平均台では、幅10センチの台の上にしゃがんだままの状態で3回ターンする大技を成功させ、観客を大いに沸かせました。

村上選手に負けじと、気を吐いたのが畠田瞳選手。日本人選手としては唯一、段違い平行棒・床・平均台・跳馬の4種目全てにエントリーし、個人総合入賞を目指して好演技を見せました。

観戦した人たちは「初めて生で見てすごい迫力でびっくりしました」「迫力って言っても分からんよね。やっぱ見らんと分からんよね。見らんと分からんってやつよ」

19日は女子予選のほか、スペイン・ロシアといった男子選手の予選がスタートします。

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