ドジャースの大谷翔平投手(30)が24日(日本時間25日)、本拠でのレイズ戦前に右肘手術後初めてブルペンに入ってマウンドからの投球練習を行った。試合での登板は昨年8月23日のレッズ戦以来で、ほぼ1年ぶりのマウンドからの投球となった。

 ブルペン投球前は最大約45メートルまで距離を伸ばしてキャッチボール。その後、投本間の距離から捕手を立たせて投げた後、捕手を座らせて直球、ツーシーム、カットボールを織り交ぜて投球。その後にブルペンに向かった。ブルペンでは捕手を立たせたまま、直球のみで10球。ほぼ全力で投球し、来季の投手復帰に向けて順調な調整をうかがわせた。

 左翼にあるブルペンの両サイドには多くのファンが大谷の投球練習を見ようと人だかりができた。大谷は最後の10球目はうなり声をあげて投球。大谷が投球練習を終えると、投手としての早期復帰を願うファンから「MVP」などという歓声とともに大きな拍手が送られた。

 大谷は20日のマリナーズ戦前に右肘手術後初めて2日連続でキャッチボールを実施。捕手を立たせて55球、その後捕手を座らせて16球を投げた。最速は85マイル(約136.7キロ)だった。その後最長で30メートルほどまで距離を伸ばすと、次第に力を込めて投球。変化球もこれまで投げていたツーシームに加え、手術後初めてカットボールとスライダーも投じていた。

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