2021東京オリンピックの聖火台をデザインしたnendo代表の佐藤オオキ氏が、製作奮闘記を初めて語ります!
J-WAVE CREADIO 2021.7.23

■式典用聖火台の仕様
閉時:直径2.5m×高さ2.85m
開時:直径3.63m×高さ3.14m
重量:2700kg
火炎サイズ:幅1200mm、高さ3000mm

■夢の大橋聖火台の仕様
[本体]
サイズ:直径1.244m×高さ0.922m
重さ:197kg
材質:鋳鉄(一部、ステンレス)
色:白
[架台(聖火台を支える構造物)を含めた全体の大きさと高さ]
直径(二重柵を含む):5.0m
聖火台頂点までの高さ:3.771m

■デザイン「太陽を表現した聖火台」
東京2020の聖火台は、野村萬斎さんの「太陽の下に皆が集い、皆が平等の存在であり、皆がエネルギーを得る」というコンセプトに基づきデザインされました。
試行錯誤の末、「五輪」をモチーフにした5枚のパネルが上下2段で構成された球状のものになりました。
オリンピック開会式の終盤に、最終聖火ランナーを迎えるようにして「咲く」。
これは、太陽だけでなく、植物が芽吹いたり花が咲いたり、空に向かって手を大きく広げたりといった、太陽から得られるエネルギーや生命力を表現しています。

■デザイナー:佐藤オオキ(さとう・おおき OKI SATO)
デザインオフィスの代表を務める。イタリアの Designer of the year を史上最年少で受賞したことをはじめ、ヨーロッパを中心に数々の賞に輝き、高く評価される。主要な作品は MoMA(米)、ポンピドゥーセンター(仏)、V&A(英)など世界中の美術館に収蔵され、現在は、2024 年のパリ五輪に向け、フランス高速鉄道 TGV のデザインを手掛けている。

クリス智子 Tomoko Chris:J-WAVEナビゲーター

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