29日、フジテレビの「イット!」取材班は、不気味な落書きが見つかった茨城・境町のホッケー場に向かった。

赤いスプレーで書かれた「自分のため みんなのため マスク・ワクチン」の文字。

28日、町が管理するホッケー場の電気設備に落書きされているのが発見された。

さらに、ホッケー場からわずか150メートルほど離れた高速道路の下を通るトンネルにも、似た落書きがあった。

この気味の悪い落書きに、町民は「スポーツ場に落書きが書いてあったら悲しい」、「落書きとして書くのはおかしい」などと話した。

落書きは、清掃中のスタッフが発見した。

ホッケー場のスタッフ・大宮礼三さん「やられた。ひどいことするな…。オリンピック選手などを迎えるのに、これはあまりにも汚すぎる」

このホッケー場は、女子日本代表のさくらジャパンが、東京オリンピック直前にテストマッチをしたほどのスポーツ施設。

さらに、スポーツを重視した町づくりを進める町内には、スケートボードやインラインスケートなどができる施設もある。

ここでは、東京オリンピックのスケートボード女子パークで金メダルを獲得した四十住さくら選手が練習している。

ホッケー場のスタッフ・大宮さんは、落書きをされた時間に関して「26日の午後6時ぐらいまで清掃に入っていて、その時は落書きはなかった」と話す。

落書きは、ホッケー場のスタッフが不在だった7月26日午後6時から28日の午前11時までの、空白の41時間に書かれたとみられる。

警察は、器物損壊事件として捜査している。

被害に遭ったホッケー場は、今後、防犯カメラを設置するという。

ホッケー場のスタッフ・大宮さん「良いことが書いてあるように見えるが、やっていることは最低のこと。来月の中旬にホッケー男子日本代表がここを合宿に使うので、その前になんとかしたい」

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