FIFAワールドカップカタール2022。決勝トーナメント進出のかかったスペイン戦に向けて、浅野拓磨選手が30日の会見で意気込みを語りました。
Q:ここまでのワールドカップ2試合を振り返って
浅野:厳しい戦いになるなっていうのは改めて感じていますし、ゴールっていう結果も、あとは第1戦でドイツにも勝利しましたけど、まだまだ僕ら何も成し遂げていないですし、あと1試合で終わるつもりはないので、もっともっと上にいけばいくほどワールドカップっていうものを感じれるのかなって思うので、それを感じるためにも次の試合で絶対に勝って上にいきたいなって思います。
Q:怪我明けのコンディションについて
浅野:コンディションはワールドカップが始まる前ぐらいから徐々に上がってきていて、今はもう全く問題ないです。自分の100%でプレーできる状態でドイツ戦、コスタリカ戦もプレーしましたし、次も全く問題ない完璧な状態で試合に臨めるかなって思います。
Q:怪我の際のメンタルはどうだったか
浅野:怪我した当初は、このタイミングでかっていう気持ちが正直なところで、でもこれっぽっちも諦めてはなかったですし、ぎりぎり間に合うかっていう状況だったので、逆にワールドカップを目指せることに、改めて幸せな気持ちを感じていましたし、もう僕はやることがはっきりしていたので、ワールドカップに向けて少しでもいい状態を作ることに専念できていましたね。
Q:怪我のリハビリ中、ずっと前を向けていたか
浅野:正直、回復していたのは、最初の方は順調だったんですけど、途中ぐらいでもう一度検査しようってなった時に、その検査結果があまり思ってたのとは違くて、トレーニングが足踏み状態になってしまった。
そこで1週間くらいちょっと自分の中でもチームのリハビリのイメージもちょっと覆されたというか、そこで足踏みしてしまったときはちょっと自分もナイーブになりましたけど、でも一瞬も諦めることはなかったですし、そこからワールドカップのことだけを考えて準備はできていました。
Q:ドイツ戦のゴールでこみ上げるものはあったか。
浅野:ゴールした瞬間は僕自身オフサイドかなっていう戸惑いもあったので、素直に喜べなかったのが正直なところなんですけど、その分ゴールって分かってからも冷静にいられましたし、あの試合は特に嬉しさは感じながらも興奮しすぎず、冷静に戦えた試合だったかなと思いますし、その後も特に自分の想像を超える気持ちは、なんていうんだろう、来なかったというか、常に自分らしくはいれたかなって。
Q:スペインに勝たなければいけないという客観的には厳しい状況だが
浅野:今こういう状況になったからこそ周りであったり色んな方から次勝たないといけないっていうふうに言われることは多いかなと思いますけど、どっちみちそうだったと思いますし、じゃあ誰がドイツに勝つことを想像できていたのか、コスタリカにじゃあ100%勝ち点3を取れていたのかっていうのも、今結果論勝ち点3あるっていうのがすべてで、勝てば上にいけるっていう状況があることに、僕らはそこに全力を注げますし、勝たないといけないっていうよりも、勝ちゃいいっていう気持ちで僕らは準備しているので、勝ち点3を取りにいくだけかなと。
そのあとのこと、色んな雑音もあったり考えることも多いかもわかんないですけど、僕らやってる選手は余計なこと考えず、勝ちにいくことだけを考えてやれているのでそういう状況になったからこそ、そういう準備ができているのかなとは思うので、残り1日しかないですけど、しっかり勝つための準備をしていけたらいいかなと思いますね。
Q:スペイン戦に向けての話し合いは今までよりも活発になっているのか
浅野:どの試合も選手間であったり、選手とスタッフの間では議論であったり意見を言えっていうのはありましたし、それはこれまでと同じかなって思います。
どのチームとやってもやっぱり戦い方は変わってくると思うので、そういう意味で、ここでしっかり勝ちにいくことを考えた時に、一人一人の意見であったり、スタッフの意見っていうのもある中で、でもそれが皆バラバラになってしまうことが一番避けたいことなので、皆が意見を言ってしっかりイメージを共有することが大事なのかなとは思うので、今まで通りそれも含めて良い準備ができているんじゃないかと思います。
Q:森保監督への思い
浅野:僕自身、森保監督に関して本当に信頼している監督ですし、自分を使ってくれたら結果につなげるぞっていう気持ちもあるので、監督がどう思っているかは監督に聞いてもらえたらなとは思いますけど、僕は信頼し合っていて、それは僕だけに限らず、チームと監督・スタッフが全員今のチームは信頼し合えているんじゃないかと思いますし、全員が全員のために戦えるチームになっているんじゃないのかなと思います。
Q:サポーターの期待にどう応えていくか
浅野:特にそういう期待に関してもあまり自分たちは気にせずやりたいなと思いますし、僕たちは僕たちのために全力でプレーすることがそうやって応援してくれている人のためにもなるのかなとは思うので、あまり周りのことは気にせず、自分たちにできることだけに集中してやっていけたらなと思っています。
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