日本が世界に誇るスーパースター・大谷翔平。2021年のMVPに引き続き、今シーズンもMVPを獲ってもおかしくないくらい、素晴らしい活躍を見せてくれました。

今や世界No.1プレイヤーと言っても過言ではないくらいの選手となった大谷選手ですが、彼の二刀流成功の裏に、ある偉大なトレーナーの存在があったことをご存知でしょうか?

彼の名は、中垣征一郎。

中垣トレーナー大谷選手の二刀流を実現するにあたって、高校卒業後すぐから密接に関わり続けた「師匠」とも呼べる人物なのです。
さらに中垣トレーナーは、あのダルビッシュ選手を陰ながらサポートしていたことでも有名なトレーナーです。日本ハムから何人もの一流選手が誕生し、日本ハムの育成が素晴らしいと言われた背景には彼の存在がありました。

中垣トレーナーは大谷選手の持って生まれたフィジカル的な特徴について次のように語っています。

「背丈もそうですし、手足の長さもそうですが、大谷は恵まれた骨格をしています。彼の動きは、柔らかいんだけれどもバネが効いています。柔軟性とバネを兼ね備えているということを、日本ハムに入ってきてすぐに感じました。
 天性の素質と言えば、それはその通りなんですが、彼には持って生まれた運動能力と、そこに後から技術や体力をつけたしていける『根気』がありました。」

大谷選手は日本人離れした大柄な体格を持っていますが、それをさらに進化させるための努力を惜しまなかったのだと言います。さらに中垣トレーナーは、大谷選手が日本ハムに入団1年目の時のトレーニングに励む様子について、次のように語っています。

「大谷は絶対に『僕は大変です』ということを顔には出さないんです。トレーニングは根気強くやるし弱音は吐かない。身体がキツいから今日はこれをやりたくないということが、絶対に起こらなかった。そういうことを言ってしまえば、投打両方できなくなるということを、本人が一番知っていたと思います。とにかく決めたことをきちんとやりきることに対して、非常に大きなキャパシティを持っている選手。彼と何ヶ月か過ごした時点で、僕はそうすぐに感じました」

中垣トレーナーが語るように、大谷選手は持って生まれた才能がありました。しかしプロ入り当時はまだまだ線が細く、今のようにメジャーでホームランを打ちまくれるようなパワーを持ち合わせてはいませんでした。では何故、メジャーで46本のホームランを打ったり、シーズン15勝を挙げられるほどの二刀流選手へと成長できたのでしょうか?

その理由は、中垣トレーナーが語るように、他を圧倒するほどの努力があったからこそでしょう。
プロ入りしてから、大谷選手は中垣トレーナーとのトレーニングを経て、しなやかな動きを維持しながらも、同時にパフォーマンスを発揮するための強靭な肉体を手に入れました。そして、投手としても打者としても、メジャーの選手を唸らせるほど圧倒的な技術とパワーを身につけることができたのです。
中垣トレーナーがいなかったら、もしかすると大谷選手の偉大な記録は生まれなかったかもしれません。

トレーナーという存在は、表だった仕事ではありません。表舞台で取り上げられるのはあくまで選手や、監督です。しかし、トレーナーの存在なくして、大谷選手のような常識を覆すような最高の選手は生まれなかったことでしょう。
二刀流という故障のリスクと常に隣り合わせのスタイルを貫くためには、中垣トレーナーというトレーナーの存在は大きな力になったことでしょう。

というわけで今回は、大谷選手について語る中垣トレーナーのコメントをご紹介していきます。
大谷選手がファイターズ時代に行っていたトレーニングや、中垣トレーナーのトレーニングに対する考え方など、二刀流成功までの道のりが垣間見える動画となっています。ぜひ最後までご覧くださいね!

この動画が良かったら、グッドボタン、チャンネル登録をよろしくお願いします。

NIHON2020.COM - Olympic Games Tokyo 2020.