突然ですが、皆さんは2年間で5億円もの給料が入ったら何に使いますか?

5億円もあったら私はきっと、家を買い、車を買い、旅行に行きまくることでしょう。好きな人とのデートに明け暮れ、仕事をせず、豪遊して暮らそうとするかもしれません。どれだけ使おうとも手元にはまだまだお金が残ります。社長として働いている人ならともかく、一般人には馴染みのない金額ですよね。

私の話はさておき、この5億円という数字は、2021年から2022年までの2年間で大谷選手がもらっている報酬金額の手取り額です。ちなみに額面では2年間で約9億円もの年俸をもらっていることになります。税金で40〜50%持っていかれるので、手取りは約5億円といったところだそうです。

5億円の収入が確約されていれば、家を買ったり、旅行に行ったり、趣味に投資したりとさまざまな使い道を夢見てしまいますが、大谷選手はどんな使い方をしているのでしょうか?

2021年オフのインタビューで大谷選手は次のように語っていました。

「特に消費することもないので、今のところはたまっていく一方ですね。今住んでいるロスも税金が高いので。半分より多くは収めなくてはならない。それはもちろん収めます(笑)」

何とも大谷選手らしいコメントです。おそらく野球に人生を注ぎ続けているからこそ、さらにはメジャーリーガーとしてアメリカ中を飛び回って生活しているからこそ、特に旅行に行きたい所なども無いのかもしれません。

さらにお酒を飲んでキャバクラで豪遊したりするという派手な女遊びも好まないでしょうから、貰った年俸の使いどころに困ってしまうのでしょう。本当に野球以上の趣味はないのかもしれません。

というわけで、今回のテーマは「大谷選手のお金事情」についてです。この動画では、大谷選手の年俸推移を振り返りながら、野球選手のお金の使い方、そして大谷選手のお金の使い方エピソードもご紹介していきたいと思います!

今後はますます年俸アップが予想される大谷選手。そんな彼のお金の使い方を知れば、また新たな大谷選手の魅力に気づくことができると思いますので、ぜひ最後までご覧ください!

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◆大谷選手のお金にまつわるエピソード5選
贅沢をしない倹約家か、単にお金に興味がないだけか。どこか庶民的なふうにも感じさせてくれる大谷選手ですが、そんな彼を象徴するようなエピソードをいくつかご紹介したいと思います。

①お小遣いをまさかの返金
大谷選手は子どもの頃からお金には頓着しない性格だったそうです。母親の加代子さんは当時を振り返ってこんなエピソードを話していました。
「中学校の修学旅行へ行ったとき、帰ってきた翔平は家族にお土産を買ってきてくれたんですが、そのお土産代以外は使わずに、残ったお金を私たち親に返してきたんです。普通ならお小遣いとして渡したお金を使い切るとか、その後のお小遣いとして自分で持っておくものだと思うんですが、返金してきたときは、ちょっと驚きましたね」
お小遣いを返金してしまうなんて、それは加代子さんもびっくりするでしょうね(笑)しかも、家族へのお土産以外に使わなかったというのも大谷選手らしい気がします。もっと子供らしくお小遣いを使ったらいいのに、とも思いますが、大谷選手にはブレない金銭感覚があったのだと言います。加代子さんはインタビューでこのように話していました。
「翔平は無駄なことには『お金をかけなくてもいい』と思うところがあるみたいで。お年玉も、そのときに使う予定がなければ『持っていて』と私たちに渡していました。結局そのお金で買うのは野球用品。野球以外には興味がないというのはあったんでしょうけど、翔平にはそういうところがあるんです」
大谷選手が子供のころからずっと野球にまっすぐに向き合ってきたことがよくわかるエピソードですよね。

②プロ入り後も1ヶ月1万円生活
大谷選手の倹約生活はプロ入り後も変わりませんでした。ファイターズに入団後は寮に入った大谷選手。両親から月に10万円のお小遣いをもらっていたそうですが、かかっていた生活費は1万円程度だったそうです。リアル1ヶ月1万円生活をやっていたんですね!あまりにもお金を使わないせいで、お小遣い貯金はプロ入り後2年間で200万円にもなったそうです。寮に入っていたため、食費や光熱費などには困らなかったそうですが、それでもまだまだ遊び盛りの年齢でお小遣いのうち1割しか使わないなんて、なかなかできることではありませんよね。それだけ野球に集中できる環境だったのでしょう。
実はファイターズ時代、大谷選手は栗山監督から徹底的に生活を管理されていて、外出するにも栗山監督の許可を得ていたそうです。
取材をしていたスポーツ紙の記者はこのように話していました。
「日ハムに在籍中の5年間、大谷には〝外出許可制〟が敷かれていました。外出する際には栗山監督に誰とどこに行くのか逐一報告させていたというのです。外出が自由になれば女遊びに熱を入れ、使う金額が大きくなることはもちろん、野球にも悪影響を与えかねません。先輩などから遊びを教えてもらって、練習がおろそかになる可能性もあります。二刀流として大成してほしいという願いからの指揮官との約束でしたが、大谷本人は全く苦にならなかったといいます。根っからの倹約家であり、外出許可制によって、質素な生活がより習慣化したと考えられます」
栗山監督からの期待が大きかったことがよくわかりますね。それにしてもそういった不自由な生活が苦にならなかったとは、さすが大谷選手です。本人が野球一本に集中していたので、別に外出許可制でなくても遊びのことを考える暇なんてなかったかもしれませんね(笑)。

また、当時のインタビューでファイターズ関係者も大谷選手の倹約エピソードを話していました。
「いまだに自動車運転免許も取得せずに、移動はタクシーか電車。日本シリーズ直前に中田翔の広島の実家で決起集会が開かれたのですが、そのときもお酒はほとんど口にせず、中田の娘とかくれんぼをして遊んでいましたよ(笑)」

さらに、メジャーに渡った今でも、大谷選手の倹約生活は続いているようです。
今では通訳の一平さんやチームメイトとゲームをやることはあるそうですが、お金のかかる趣味は特にないそうで、現地メディアの記者はこのように話していました。
「趣味といえるかどうかはわかりませんが、大谷本人は『趣味は睡眠』と答えています。小学校のころは、毎日夜9時から朝7時まで寝ていたと、あるインタビューで答えていました。睡眠の長さは今でも変わらず、毎日9時間は寝るといいます。年収70億円以上の男の趣味が睡眠というのも、どうかとは思いますが(笑)」
まさに「大谷イズム」という感じですよね(笑)二刀流であれだけのプレーをしようと思えば、体力や時間を奪われるような趣味はなかなか継続しづらいのかもしれませんね。

③物欲がまったくない
大谷選手が贅沢をしないのは、そもそも彼自身に物欲がまったくないからです。
当時、大谷選手のアメリカでの生活を取材していた日本の記者は、このように話しています。
「あれだけ稼いでいるのに、大谷選手は贅沢な暮らしに興味がないんです。車もアメリカでは一般的なセダンに乗り、ファミレスが大好きで、お酒もあまり飲まない。贅沢しないから、蓄えはたっぷりあるはず」

さらに現地メディアの記者も、大谷選手の生活についてこのように話していました。
「試合がある日は、昼食はエンゼルスタジアム内のレストランで摂り、試合後もそこで食べるか持って帰るかのどちらかで、外食はほとんどしない。じつは今年の彼の誕生日は、通訳の水原一平氏の父親が働く和食レストランで祝うという話もあったそうですが、結局行かなかった。ホームゲームのときは自宅と球場の往復で、まあ、おもしろみのない生活です(笑)」

物欲がないことは本人も自覚しているようで、過去のインタビューではこのように話していました。
「僕は物欲がないんです。大きな買い物は、表彰式やイベントで着用するためのスーツを買ったくらい。外で食べても、おごっていただけることが多い。本当(お金を)使うところがない」
また、当時のインタビューでは、唯一の贅沢がたまにコンビニで大好物のチョコやソフトクリームをたくさん購入することだと答えていました。何とも可愛らしいですよね。メジャーに渡ってからも大きな買い物と言えば愛車のテスラくらいとのこと。そんな大谷選手のおごらない姿勢は現地のファンにも好感を与えているようです。インタビューに答えたエンゼルスファンの女性はこのように話していました。
「野球を見るのは好きですが、スター選手のうぬぼれた態度は見ていられません。選手としての価値を下げます。その点、翔平は見ていてすがすがしいです。自分のいる立場や環境を受け入れ、それを楽しみ、感謝の気持ちを忘れない。大金を手に入れてうぬぼれて、ありがたみを忘れてしまう選手もいますから」
最初は謙虚な人であっても、地位やお金を手に入れた途端に豹変するといったこともあります。大谷選手にはずっと変わらずにいて欲しいですね!

④スポンサーからの支給品で生活
プロ野球選手になって年齢を重ねてからも大谷選手が贅沢をしない大きな理由のひとつが、「スポンサーから支給品をもらえるから」です。
大谷選手のスポンサー企業には、ファッションブランドの「ヒューゴボス」や、プロテインメーカーの「SAVAS」、スポーツブランドの「アシックス」「デサント」など、生活に根差した企業が多くあります。さらに、2022年には自動車メーカーの「ポルシェ」との契約を発表しました。そういったスポンサー企業からさまざまな支給品がもらえるので、大谷選手はわざわざ自分でお金を使う必要がないというわけですね。ここまでくると、逆にリッチな生活という感じがします。スターだけに許された特権ですね!普段は質素な生活をしている大谷選手ですが、「ヒューゴボス」の服や「ポルシェ」などの高級品もばっちり似合ってしまうのがさすがといった感じです。

⑤大谷選手がついに投資を!?
そんな大谷選手が、最近ついに大きなお金を動かしたのをご存知でしょうか?
その内容とは、なんと会社への出資です。
今年8月にプロゴルファーのタイガー・ウッズ選手とローリー・マキロイ選手が合同で「TMRWスポーツ」という会社を設立したのですが、大谷選手はその初期出資メンバー26人のうちの一人なのだといいます。
他の出資メンバーも世界を代表するスターぞろいで、プロバスケットボール界からは史上最高年俸額約52億円のステフィン・カリー選手、F1界からは100回超えの大会優勝を経験しているルイス・ハミルトン選手、テニス界からは4大大会を23回も制したセリーナ・ウィリアムズ氏などがいます。
MLB評論家の福島良一氏は、大谷選手がこの初期投資メンバーに入っていることの意味をこのように分析していました。
「米社会で大谷が認められているということです。米4大スポーツのなかで、野球は飛び抜けた存在ではなくなりましたが、それでも大谷は100年に一人の逸材で、他競技の選手からも尊敬されています」
今回大谷選手が出資した「TMRWスポーツ」は、テクノロジーを使ってスポーツをさらに身近なものにすることを目指すベンチャー企業。大谷選手もスポーツ界、そしてMLBがもっと盛り上がることを期待して出資したのでしょう。こういったスポーツ選手同士の横のつながりができることで、これまでMLBに興味がなかった人にもアプローチしやすくなるかもしれませんね。

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