今、イングランドのプレミアリーグで大活躍中の三笘薫選手(25)。ワールドカップ後、初めて日本のテレビで話をしてくれました。
■“休み重視”で…W杯後のメディア出演なし
内田篤人さん:「きょうはオフだったんですか?」
三笘選手:「そうですね」
内田さん:「すみません。オフに取材されるのが現役の時、一番嫌いで。嫌いにならないで下さい」
三笘選手:「大丈夫です、全然」
内田さん:「W杯の後、他の選手はメディアに出ていたけど、三笘選手はどうして出なかったんですか?」
三笘選手:「すぐにプレミアリーグの試合があるのと、心身的にリカバリーしたかった。休みを重視した。出ても良かったかなとは思っているが、結果的には出なくて良かったかなと」
内田さん:「今、これだけ活躍していたら、街ですごいんじゃないですか?」
三笘選手:「いや、あまり外に出ないので、気付かれることも多くないですし。帽子をかぶったりして、下を見て歩いているので、あんまり気付かれないです」
■「三笘の1ミリ」ストーリー化がうれしい反面…
内田さん:「ゴールなど結果が出ると、海外のメディアからの評価が高くなるのは感じますか?」
三笘選手:「イギリスのテレビでも取り上げてもらっているのは見ました。そういうところで、少しずつ評価が上がっているのは感じてます」
内田さん:「相手の間合いや重心を見ますか?」
三笘選手:「どっちの体の向きかは見て、いかに相手の逆をつけるか、距離感を保って仕掛けるかは考えていますね。ほとんど、こっちに行くことは決めているのですけど。いかに、そっちにパス出すよって見せるかというのは考えてます」
内田さん:「ディフェンスからすると、ここしかないと分かっているんですけど。ここを行かれるのは、ディフェンス側からしたら、かなりショックなんですよね」
三笘選手:「ドリブルがないと、ここまでサッカーも来られていないと思いますし。ドリブルを磨くのは、絶対的に必要だと思って、昔からやってきました。ドリブルが強くなる分、他も生かせると思ってやってきたので、それだけ自分の中で大きなもの」
内田さん:「『三笘の1ミリ』は本当にすごいよ」
三笘選手:「あんなに言われると思っていなかった。1ミリで得点しようと考えているわけではないですから。たまたまそうなっただけで、それがストーリー化されているのがうれしい反面、チームとしてあそこまで運んだので。僕だけにフォーカスを当てるのも違うなと思います。でも喜びたい気持ちもあって、難しいところは感じてました」
■次のW杯へ「前回大会よりも中心的存在に」
内田さん:「インタビューをさせてもらって、クールな印象があるんですけど、試合後、かなり号泣していましたけど」
三笘選手:「グループステージを1位で突破して、あれだけ日本の皆さんが盛り上がって。これだけ人の心を動かせるのは、W杯でしかできないなと感じていました。直接的に自分が関わって敗退させてしまったというところで、もう1勝すれば歴史が変わったので、責任をすごく感じていました。僕自身も後から見て、泣きすぎたなって思いました。でも、悔しさはもちろんありました」
内田さん:「次のW杯に向けて、3月から代表の試合が始まりますけども」
三笘選手:「スタメンで使われるくらいの選手じゃないといけないなと思っているんで。クラブで結果を残し続けて、代表に行った時にも、“こいつを中心でやらせないといけない”と思わせること。毎日コツコツと積み重ねていって成長して、前回の大会(カタールW杯)よりも中心的な存在になって導けるようにできればなと思ってます」
(「報道ステーション」2023年2月8日放送分より)
■三苫選手インタビュー完全版
https://abema.tv/channels/abema-news/slots/ErZzMj1pBLRf8b
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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