24年パリ五輪の開幕まで500日を切った。今年は各競技で予選が本格化し、日本代表も続々と決まる見通しだ。アーチェリー界にも新星がいる。安久詩乃(あぐ・うたの、24=堀場製作所)だ。東京五輪出場をあと一歩で逃してから、約2年の月日を経て成長を遂げた。昨年のW杯パリ大会では日本女子の個人として初優勝。24歳のホープが、これまでの歩みと金メダルへの思いを語った。

◇安久 詩乃(あぐ・うたの)1998年(平10)8月27日生まれ、京都市出身の24歳。3歳から14歳までクラシックバレエを習い、同志社女子中1年で友人に誘われて競技を始めた。同志社女子高2年で当時の高校記録を打ち立て、17年に同大に進学。18年に全日本学生選手権で2位。21年に堀場製作所入社。1メートル59、54キロ。

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