東海地方で唯一の屋内ゲレンデだった「スノーヴァ羽島」が30日、最後の営業となり、20年余りの歴史に幕を下ろしました。

 岐阜県羽島市にある「スノーヴァ羽島」。

Q.きょうはどちらから?
「長野の白馬から来ました」(利用者)
Q.きょうで閉鎖されるのは?
「さみしい」

「最近は来られていなかったけれど、以前は週2~3回は通っていました」
「閉鎖しちゃうのはさみしいけれど、他の練習施設で頑張りたい」(利用者)

 スノーヴァ羽島は、年間を通じてスノーボードやスキーを楽しめる全国有数の施設として、1998年のオープン以来、県内外のファンに親しまれてきました。

 施設内には、最大傾斜14度の斜面などがあり、オリンピック選手らも、練習の場として技を磨いてきました。

 3年前の平昌オリンピックに出場した堀島行真選手も常連の1人でした。

「雪の上を年中滑れるというのと、斜面でいろんな形を作れるので、皆さん各々の滑りを楽しんでいただけるのが一番の強みだと思います。遠いところは北海道から来ていただいたりする」(スノーヴァ羽島 一戸昌平さん)

 しかし近年のスキー・スノーボード人口の減少のほか、ゲレンデの維持費や設備の老朽化がネックになり、閉鎖が決まりました。

 岡山から毎月通っていたという常連客は…

「普通に滑れたり、いろんなアイテム(があり)手すりもこすれるので、そういうところがいいところかと思う。ここがなくなると関東のほうまで行かないと室内のゲレンデがないので、結構遠くなりますね」(岡山から毎月通っていた松岡秀樹さん・16歳)

 スノーヴァ羽島は、最終日の11月30日午後5時まで、営業を続けました。

(11月30日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)

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