■ニュースの概要■  2021年7月31日、韓国ニュース1が伝えたところによると、東京五輪に出場するため訪日した韓国代表チームの1人が、選手村のレストランで食事をする画像とSNSが外部に流出・拡散し、波紋を呼んでいることが分かった。拡散したSNSには韓国の国旗と通行証を身に着けた人物がステーキ、ピザ、パスタなどを美味しそうに頬張る様子を写した画像に、日本語で書かれた「夜食が本当においしい」というコメントが添えられていた。現時点で人物の氏名までは特定されていないが、食事をする人、手前に座り撮影する人を含め、少なくとも複数の韓国選手・大会関係者が、選手村のレストランを積極的に活用していることが明らかとなった。これに対し、韓国のネット市民からは、「食べたい物を食べるのは個人の自由ではないですか?」「選択を強制するのは良くありません」など五輪村を利用した人を擁護する意見がある一方、「食材の放射能汚染が気になるね」「韓国国民に申し訳ないと思わないのか! 帰国したとき、何と弁解するつもりか!」「あれは韓国の選手ではない、日本人による自作自演だと思われる」など批判的な意見が上がった。なお、韓国・大韓体育会は、東京五輪・選手村のレストランで提供される食事には福島県産の食材が使われており放射能汚染の懸念があると主張している。このため、選手村近くのホテルのキッチンを借り切って、空輸した食材などで韓国「特製」弁当を作り、安全だから食べるようにと、選手団に勧めている状況だ。
引用・参考:https://www.news1.kr/articles/?4389650
http://osen.mt.co.kr/article/G1111628311
https://news.naver.com/main/read.naver?m_view=1&includeAllCount=true&mode=LSD&mid=sec&sid1=102&oid=421&aid=0005513964

■ニュースを深堀り■  さて韓国選手団は、大韓体育会が強く勧めているにも関わらず、なぜ韓国特製弁当を食べず、選手村のレストランを利用しているのだろうか?当然の疑問である。だがその理由は、韓国特製弁当の供給体制の実態を見れば、自ずと明らかになる。なんと韓国特製弁当は、1日に作れる量が極めて少ないのだ。大韓体育会は、栄養士、検査員、調理員など23人の給食担当スタッフを派遣した。だがこの人員では、1日に作れる韓国特製弁当の数は最大400個程度だという。ところが、韓国が東京五輪に派遣した選手団は、29競技に出場する選手232人と大会関係者・役員122人、合計354人にも及ぶ。単純計算で、1人に対し1日1個程度しか供給できないのだ。一般人であれば、たいてい1日3回の食事をとり、アスリートであれば1日数千キロカロリー、弁当数個分のエネルギーが必要となる。弁当の供給量が圧倒的に不足しているのは極めて明らかである。しかも、韓国特製弁当は背景画像にもあるように、明らかにタンパク質が不足しており、炭水化物だけがやたらと多い。見た目も低価格のコンビニ弁当のようであり、とてもご馳走には見えない。毎日3個あるいは5~6個を、何日も延々と続けて食べることは、到底無理があると考えられるのだ。以上の状況から判断すれば、弁当はもし希望者がいれば支給される程度の形式的なものであり、むしろ韓国選手団の大半の食事は、選手村のレストランで賄われていると見てよいだろう。流出・拡散したSNSによれば、選手村のレストランを利用しているのは韓国選手団のうちのごく少数であると錯覚されがちだが、その実態は全く逆で、大多数の者が選手村のレストランをメインの食事として利用するのが日常の光景だったと考えられるだろう。

今回のテーマは「東京五輪・韓国代表選手団が、選手村レストランを利用して、韓国特製弁当を食べない理由!」でした。さて韓国側は、福島産の食材は危険であると主張しています。しかし提供する弁当の数が極めて少なく、提供体制が形だけのものであれば、その主張はすでに破綻していると考えられます。なぜなら、もし福島産の食材、選手村の食事を本当にリスキーと考えていたなら、当然、全食事を大韓体育会は供給・提供しなければいけないことになります。逆にそれをしないのは、選手の健康に対しリスクがあるとは本当は思っていない、福島産の食材・選手村の食事は安全であると、韓国側が認めているものと解釈できます。なお、今回の東京五輪村のレストランでは、「ワールド」「アジア」「日本」などと細分化されたエリアがあり、様々な種類のパン、パスタ、ピザ、フルーツなどが豊富に提供されている他、「グルテンフリー」「ベジタリアン」などのコーナーもあり、世界の多様な食文化に対応しています。これに対し米国、ドイツ、アルゼンチンなど各国の代表選手らからは、「これが24時間、全て無料なの?」「豊富なバラエティで、クオリティが高い」「これは素晴らしい、本当に嬉しい」など数多くの賞賛の声が上がっています。またこうした声には、言葉には表れない、ホスト国である日本の「おもてなし」に対する感謝の気持ちや、様々な努力に対する労いの言葉が含まれているものと感じられます。一方、選手村が提供する食事の安全性に対して批判を行っている国は、今大会においてほぼ唯一、韓国だけなようです。その理由も、極めて非科学的で、根拠の乏しいものです。今回の東京五輪は様々な面で、韓国の特異性が一段と際立つものになっていると思われます。以上、甘井香織がナビゲートいたしました。みなさんは、どう感じられましたか?
引用・参考:https://www.donga.com/jp/List/article/all/20210715/2794276/1
https://www.seoul.co.kr/news/newsView.php

海外選手の胃袋を掴んでいる選手村の食堂 全容公開した南米選手に「これ全て無料?」

選手村の料理は「非常に良いクオリティ」 ソチ銀の米代表アルバレスが絶賛食レポ

■使用楽曲提供:
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「ミュージックノート」様 http://www.music-note.jp/bgm/

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